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桜降る代に解説を 第8講
様々な領域
8th Lecture

今回は「領域」について見ます。 特に、領域については、複雑なルールを読み解く時に、 どんなオブジェクトがどの領域に存在しているかを丁寧に追うことが重要となってくるので、 どのような領域が存在するかしっかり把握しておきましょう。

7-1 領域

領域とは、オブジェクトが桜花決闘の途中で存在しうる場所である。 どの種別のオブジェクトが、どのような状態で存在するかは領域ごとに定められる。

どの領域にどのオブジェクトが存在するかどうかは、全てのプレイヤーにとって公開された情報である。

本文中である用語を領域として用いる場合、< >で括って表記される。

ゲームには以下の領域が存在する。

  • <間合>
  • <ライフ>
  • <オーラ>
  • <フレア>
  • <ダスト>
  • <山札>
  • <捨て札>
  • <伏せ札>
  • <付与札>
  • <手札>
  • <切札>
  • <追加札>
  • <封印>
  • <使用中>
  • <攻撃中>

ふるよににおける領域が列挙されています。 基本的に上にあげた領域しか存在しません。 しかし、宿すメガミによっては、追加ルールで追加の領域を持つことがあります。

なお、どの領域に何があるかは公開情報です。 公開情報であるのは「何がどれだけあるか」というところまでなので、 <山札>にカードが何枚あるかは全てのプレイヤーに公開されますが、 <山札>のカードがどのような情報を持っているか、 ということまで公開されるというわけではありません。

次からそれぞれの領域について詳しく定められていきますが、 順に追って行くのは大変なので、引用をしたのちにまた表にまとめることにします。 下にある表まで飛ばしてもらって構いません。

7-1-1 <間合>

<間合>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶のみである。 <間合>には最大で10個の桜花結晶が存在できる。

現在の間合がXであるとは、<間合>に存在する桜花結晶の数がX個であるということである。

ターン開始時の間合がXであるとは、あるターンの開始フェイズにおいて【常時】効果、 【展開中】効果、【使用済】効果以外の効果を解決するよりも前の現在の間合がXであることを指す。

間合が変化するとは、現在の間合が別の値に変化することを指す。

ターン開始時の間合から間合がX近づいているとは、 現在の間合の値がターン開始時の間合の値よりX小さいことを指す。

ターン開始時の間合から間合がX離れているとは、 現在の間合の値がターン開始時の間合の値よりX大きいことを指す。

間合が近づいたとは、間合が変化したときに、変化後の現在の間合の値が変化の前より小さくなっていることを指す。

間合が離れたとは、間合が変化したときに、変化後の現在の間合の値が変化の前より大きくなっていることを指す。

7-1-2 <ライフ>

<ライフ>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<ライフ>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

あるプレイヤーのライフがXであるとは、 そのプレイヤーに紐付けられた<ライフ>に存在する桜花結晶の数がX個であるということである。

7-1-3 <オーラ>

<オーラ>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<オーラ>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。 それぞれの<オーラ>には最大で5個の桜花結晶が存在できる。

7-1-4 <フレア>

<フレア>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<フレア>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

7-1-5 <ダスト>

<ダスト>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

7-1-6 <山札>

<山札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<山札>に存在することのできるオブジェクトはカードのみである。

<山札>にカードが存在する場合、それらを裏向きで順序づけられた束とする。

<山札>を良く切るとは、そこに存在するカードの順序を無作為に並べ替えることを指す。

「カードを引く」と記述された効果を解決する場合、 それは<山札>の一番上のカードを同一のプレイヤーの<手札>に移動させることを意味する。

複数枚のカードを引くと記述されていたならば、引くカードの枚数と同じ回数「カードを引く」の手順を行う。

「山札の上に置く」と記述された効果を解決する場合、 文章に明記されていないならばそれはあるカードをその保有者の<山札>の一番上へと移動させることを意味する。

「山札の底に置く」と記述された効果を解決する場合、 文章に明記されていないならばそれはあるカードをその保有者の<山札>の一番下へと移動させることを意味する。

7-1-7 <捨て札>

<捨て札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<捨て札>に存在することのできるオブジェクトはカードのみである。

<捨て札>にカードが存在する場合、それらは表向きになる。

「捨て札にする」、「捨て札に戻す」と記述された効果を解決する場合、 それはあるカードをその保有者の<捨て札>へと移動させることを意味する。

7-1-8 <伏せ札>

<伏せ札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<伏せ札>に存在することのできるオブジェクトはカードのみである。

<伏せ札>にカードが存在する場合、それらは裏向きになる。 但し、この領域と紐付けられたプレイヤーに限り、その表面を見ることができる。

「伏せ札にする」と記述された効果を解決する場合、 それはあるカードをその保有者の<伏せ札>へと移動させることを意味する。

<伏せ札>に存在するカードと<山札>にあるカードを区別するため、 <伏せ札>にあるカードは横向きにして置かなければならない。

7-1-9 <付与札>

<付与札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<付与札>に存在することのできるオブジェクトはカードと桜花結晶である。

<付与札>にカードが存在する場合、それらは表向きになる。

付与札とは、<付与札>に存在するカードである。 「あなたが付与札を出している」とは、あなたの<付与札>にカードが存在することである。

<付与札>に桜花結晶が存在する場合、それらはいずれかの付与札に紐付けられる。 それらの桜花結晶は、紐付けているカードの上に置かれる。

7-1-10 <手札>

<手札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<手札>に存在することのできるオブジェクトはカードのみである。

<手札>にカードが存在する場合、それらは(ルールの処理として便宜上)裏向きになる。 但し、この領域と紐付けられたプレイヤーに限り、その表面を見ることができる。 <山札>や<伏せ札>にあるカードと区別するため、プレイヤーはそれらのカードを自身の手に持つ。

7-1-11 <切札>

<切札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<切札>に存在することのできるオブジェクトは分類が切札であるカードと桜花結晶である。。

カードのうち、状態が未使用であるものは裏向きで置く。 但し、この領域と紐付けられたプレイヤーに限り、その表面を見ることができる。 状態が使用済であるものは表向きで置く。

「切札を見る」とは対象のプレイヤーの<切札>に存在するカードを見ることを意味する。

<切札>に桜花結晶が存在する場合、それらはいずれかの切札に紐付けられる。 それらの桜花結晶は紐付けているカードの上に置かれる。

7-1-12 <追加札>

<追加札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<追加札>に存在することのできるオブジェクトは保有者がそのプレイヤーであるカードのみである。

<追加札>にカードが存在する場合、それらは表向きになる。 分類が切札のカードは使用済状態として扱う。

<追加札>にあるカードの効果は参照されない。

ゲーム開始時に<追加札>に置かれるカードについては追加ルールで定められる。

7-1-13 <封印>

<封印>に存在することのできるオブジェクトはカードのみである。

「このカードの下に封印する」と記述された効果を解決する場合、 それは選ばれたカードを<封印>へと移動させることを意味する。

この領域にあるカードは必ず特定のカード(封印を行ったカード)に紐付けられている。

7-1-14 <使用中>

<使用中>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<使用中>に存在することのできるオブジェクトはカードと桜花結晶である。

<使用中>に存在する桜花結晶は必ず特定のカードに紐付けられている。

7-1-15 <攻撃中>

<攻撃中>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<攻撃中>に存在することのできるオブジェクトは攻撃である。

さらに、上のルール以外にも、以下の領域が追加ルールで定められています。

§5 チカゲ/ 5-2-1 <毒袋>

<毒袋>はチカゲを宿しているプレイヤーに紐づけられる。 両方のプレイヤーがチカゲを宿している場合、<毒袋>は2つ存在し、 それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<毒袋>に存在することのできるオブジェクトは分類が毒であるカードだけである。

桜花決闘の準備の際にチカゲを宿しているプレイヤーは、 自分の<毒袋>にカード番号が「09-chikage-P-1」から「09-chikage-P-3」であるカード1枚ずつと、 「09-chikage-P-4」であるカード2枚を裏向きで置く。自分の<毒袋>にあるカードはいつでも表面を確認できる。

§7 サリヤ/ 7-4 領域: <マシン>

<マシン>はサリヤを宿しているプレイヤーに紐づけられる。両方のプレイヤーがサリヤを宿している場合、 <マシン>は2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<マシン>に存在することのできるオブジェクトは造花結晶とTransformカードである。

§7 サリヤ/ 7-4 領域: <燃焼済>

<燃焼済>はサリヤを宿しているプレイヤーに紐づけられる。両方のプレイヤーがサリヤを宿している場合、 <燃焼済>は2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<燃焼済>に存在することのできるオブジェクトは造花結晶だけである。

(以下略)

それでは表にまとめてみましょう。 追加ルールで定められている領域についてもまとめてあります。

領域(※印はのちに注釈)
領域 いくつあるか 存在できるオブジェクト 備考
カード 桜花結晶 《攻撃》
<間合> 1 × 0-10 × ※間合変化のルール
<ライフ> 2 × ×
<オーラ> 2 × 0-5 ×
<フレア> 2 × ×
<ダスト> 1 × ×
<山札> 2 × × 順序を持つ。
基本的に保有者の領域へ移動。
<捨て札> 2 × × 保有者の領域へ移動。
<伏せ札> 2 × × 横向き。持ち主は表確認可。
保有者の領域へ移動。
<付与札> 2 × <付与札>にあるカードが付与札。
桜花結晶は付与札に紐づく。
<手札> 2 × × 手に持つ。持ち主は表確認可。
<切札> 2 切札 × 使用済は表、未使用は裏。
持ち主は表確認可。
桜花結晶は切札に紐づく。
<追加札> 2 表/保有 × × 追加ルールで使用。
切札は使用済。
保有するカードのみ。
<封印> 1 × × 封印を行なったカードに紐づく。
<使用中> 2 × 桜花結晶は付与札に紐づく。
<攻撃中> 2 × ×
領域 いくつあるか 存在できるオブジェクト 備考
カード 桜花結晶 《攻撃》
<毒袋> /チカゲ 毒/裏 × ×
<マシン> /サリヤ TransForm × × 造花結晶も存在できる。
<燃焼済> /サリヤ × × × 造花結晶が存在できる。

いくつか勘違いしやすいルールがあるので説明します。

まず、<伏せ札>にあるカードは横向きで置きます (横にして置くと、カード裏面の「伏」の文字が正しい向きで見えるはずです)。 よく縦向きのまま伏せるかたを見かけますが、 縦向きのまま伏せると山札と見分けがつかなくなるので注意しましょう。

次に、<追加札>にあるカード、すなわちTransFormカードや「いんだすとりあ」は表向きで置かれます。

もしかしたら、<使用中>に桜花結晶が存在できることに疑問を持つ方がいるかもしれませんが、 これは《付与》カードの使用の手順を理解したら納得できるはずです (<使用中>にある《付与》カードの上に桜花結晶を乗せた上で、 その後<付与札>へと移動させます)。 またその時に振り返りましょう。

領域のルールですが、ここに間合の変化に関するルールもまとめてあるので再掲します。 (流石に間合変化のルールまで表にまとめることはできませんでした)

7-1-1 <間合>

ターン開始時の間合がXであるとは、あるターンの開始フェイズにおいて【常時】効果、 【展開中】効果、【使用済】効果以外の効果を解決するよりも前の現在の間合がXであることを指す。

間合が変化するとは、現在の間合が別の値に変化することを指す。

ターン開始時の間合から間合がX近づいているとは、 現在の間合の値がターン開始時の間合の値よりX小さいことを指す。

ターン開始時の間合から間合がX離れているとは、 現在の間合の値がターン開始時の間合の値よりX大きいことを指す。

間合が近づいたとは、間合が変化したときに、変化後の現在の間合の値が変化の前より小さくなっていることを指す。

間合が離れたとは、間合が変化したときに、変化後の現在の間合の値が変化の前より大きくなっていることを指す。

「ターン開始時の間合」とは、ターンが始まって開始フェイズに移行した時に、 全く他の効果の解決を行なっていない状態での間合の事を指します。 しかし、「開始フェイズに」と指定された【常時】、【展開中】、【使用済】の効果は例外で、 先に解決をしてから、ターン開始時の間合が決定されます。 この、例外として先に解決されるものは、例えば「スモーク」や「ぱらどくす」を思い浮かべてもらうといいでしょう。

スモーク ぱらどくす

なお、「スモーク」と「ぱらどくす」が2つとも<付与札>にある場合は、 数値修正の適用順の規則に従って、先に代入(「ぱらどくす」の効果)を解決した後、 加減算(「スモーク」の効果)を解決することになります。

閑話休題、またこのルールでは、間合いが近づく・離れるの定義についても触れていますが、 直感的なルールになっているので説明することは不要でしょう。

今回はこれで終わりです。次からはターンの進行に関して見てゆきます。