作成 書き直し

桜降る代に解説を 第7講
オブジェクトとしての《攻撃》
7th Lecture

今回はオブジェクトとしての《攻撃》について見ます。 今回の目標は《攻撃》カードと、《攻撃》は別物であるということを理解することです。

6-4 オブジェクト: 攻撃に関するルール

オブジェクトとしての攻撃はカードなどの実体を持たない。 この種のオブジェクトはカードタイプが攻撃であるカードを使用するか、攻撃を生成する効果により生成される。

カードのテキストにおいてオブジェクトとしての攻撃が参照される場合、必ず《》で括られて表記される。

《攻撃》はカードなどの実体を持たないオブジェクト(もの)です。 カードとしての実体を持つ、《攻撃》カードなどとは明らかに区別されています。

《攻撃》は目に見えて見えるものとしては存在しませんが、 《攻撃》カードを使用したり、カードの効果で「《攻撃》を行う」と指定された場合に作られます。

《攻撃》は《攻撃》カードとは別物
《攻撃》は《付与》カードからも生成される
6-4-1 オブジェクトの持ちうる情報

《攻撃》は以下の情報を持ちうる。

オブジェクトとしての《攻撃》が持ちうる情報が列挙されています。

6-4-1-1 適正距離

整数を要素とする集合である。《攻撃》はこの種の情報を必ず持つ。

6-4-1-2 オーラへのダメージ

0以上の整数もしくは「-」である。もしオーラへのダメージが0未満となる場合、代わりに0となる。 《攻撃》はこの種の情報を必ず持つ。

6-4-1-3 ライフへのダメージ

0以上の整数もしくは「-」である。もしオーラへのダメージが0未満となる場合、代わりに0となる。 《攻撃》はこの種の情報を必ず持つ。

6-4-1-4 ダメージ

上記のオーラへのダメージとライフへのダメージを統合してダメージと呼ぶことがある。

6-4-1-5 【攻撃後】効果

オブジェクトの持ついくつかの効果が、順序づけられて並べられたものである。

【攻撃後】効果以外は、すべてカードの持つ情報と重なっています。 なぜかというと、《攻撃》カードから生成された《攻撃》が持つ情報は、 元の《攻撃》カードが持つ情報の複製となるからです。 詳しいことは総合ルールの9 効果の発生と解決あたりを読む時にお話しする予定です。

6-4-2 その他の情報

《攻撃》はその攻撃を生成するカードによって次の情報を持つことがある。

《攻撃》が切札であるとは、分類が切札である《攻撃》カードを使用する手順において生成されたものであることを指す。 (切札であるカードの効果により生成されたものは指さない。例: 「熊介」の【攻撃後】効果)。

《攻撃》が《全力》であるとは、サブタイプが《全力》である 《攻撃》カードを使用する手順において生成されたものであることを指す。 《攻撃》が《対応》であるとは、サブタイプが《対応》である 《攻撃》カードを使用する手順において生成されたものであることを指す。 (サブタイプが《全力》や《対応》であるカードの効果により生成されたものは指さない。 例: 「熊介」の【攻撃後】効果)。

《攻撃》には、その他の情報が付加することがあります。 それは、その《攻撃》が《攻撃》カードから生成された時に、 どのような《攻撃》カードから生成されたかという情報です。 その他の情報として付加しうるのは次の3つです。

  1. 切札
  2. 《全力》
  3. 《対応》

そして、この3つの情報が付加しうるのは、《攻撃》カードから直接生成された (より正確には《攻撃》カードをしようする手順で生成された)《攻撃》だけです。

ルール上で例として挙げられているように、 「熊介」で直接生成される2/1の《攻撃》は、 「熊介」から直接生成されているので切札で《全力》の《攻撃》となります。 しかし、「熊介」の【攻撃後】効果で生成される《攻撃》は「熊介」から直接生成された《攻撃》ではないので、 切札でも《全力》でもない《攻撃》になります。

効果で生成された《攻撃》は切札でも《全力》でもない
熊介

なお、《対応》を持つ《攻撃》カードをから生成される《攻撃》は、 その《攻撃》カードを相手の攻撃に割り込んで(対応として)使ったかどうかに関わらず、 《対応》として扱われます。 (対応に対応できない、とよく言われますが、正確には 対応により使用されたカードを解決する手順により生成された《攻撃》には対応することができない (コアルール 9-3)です。対応の手順で使われなかった《対応》である攻撃には対応できます)

今回は以上です。 イラストをつけておいたので、《攻撃》カードと《攻撃》は別物であるということがわかっていただけたのではないかと思います。

次回からは領域について見てゆきます。