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桜降る代に解説を 第10講
効果とは
10th Lecture

今回は「効果」とは何か、またどのような効果が存在するのかについて見てゆきます。

§9 効果の発生と解決

9-1 効果

効果とは、ゲームにおいて発生する処理の総称であり、その処理を行うことを効果の解決と呼ぶ。

効果とは何かの定義です。何か行う処理が発生した時、その処理を「効果」と呼び、 処理することを「効果を解決する」と言います。

原則として、効果が発生したならば、それは直ちに解決される。 複数の効果が同一のタイミングで発生したならば、ターンプレイヤーは発生した効果から1つを選択し、それを解決する。 この際に選ばれなかった効果は保留され、選ばれた効果を解決し終えてから解決される。 効果を解決してなお複数の効果がある場合は、この手順を繰り返す。

ここには次の2点が書かれています。

  1. 効果は発生したらすぐに解決する。
  2. 複数発生した効果は1つずつ順番に解決する。

効果が同時に複数発生した場合、ターンプレイヤーが解決の順番を決めることは、 第3講で見た通りです。

原則として、ある効果の解決中に別の効果の解決を行うことはない。 例外として、勝敗判定または入れ子解決が発生した場合は、それらを優先する。

効果の解決中に、ほかの効果の解決を割り込んで行うことはないと書いてあります。 しかし、勝敗判定と「入れ子解決」は例外です。 入れ子解決とは何かはまた後で見ることになりますが、 例外として、効果の解決に割り込んで解決される効果がいくつかあって、 そういう効果が割り込んで解決することを入れ子解決と言います。

効果には以下の分類がある。

ということで、これより効果の分類を見てゆきます。

9-1-1 ルール上効果

ルールに記載されることで定義され、ルールによりゲームに与えられる効果の総称である。

例えば基本動作や付与札の破棄など、カードのテキストとしてではなく、 ルールに書いてある効果です。

9-1-2 【常時】効果

カードのテキストに記載された効果であり、あらゆる領域で、 1人以上のプレイヤーにその情報が公開されている限り参照されうる。 効果の前に【常時】と書かれていることで分類される。

この種の効果のうち、特定の条件文を伴っているものの参照と解決は状況起因として行われる。

【常時】効果は、誰かに公開されていれば有効になります。 「誰かに公開されている」というのは、すなわち、 <手札>、<捨て札>、<伏せ札>、>切札>、<付与札>、<追加札>、 <封印>、<使用中>、<毒袋>、<マシン>にあるカード (<山札>以外にあるカード)に存在しているカードのテキストのことです。 (<封印>に関しては、表向きで封印されているカードに限ります)

以降に挙げられているものについては、特段解説の必要はないと思うので、列挙するにとどめます。 いずれも、カードを使用するときの手順や、付与札の破棄の手順において重要になってくるので、 必要な時に振り返りましょう。

9-1-3 行動カード効果

《行動》カードのテキストに記載された効果であり、 《行動》カードを使用する手順の一部として解決される。 《行動》カードに書かれており、さらに効果の前に何も書かれていないことで分類される。

9-1-4 【攻撃後】効果

《攻撃》カードのテキストに記載された効果であり、 《攻撃》カードを使用する手順の一部として解決される。 効果の前に【攻撃後】と書かれていることで分類される。

9-1-5 【展開時】効果

《付与》カードのテキストに記載された効果であり、 《付与》カードを使用する手順の一部として解決される。 効果の前に【展開時】と書かれていることで分類される。

9-1-6 【展開中】効果

《付与》カードのテキストに記載された効果であり、 その《付与》カードが<付与札>にある時に限り参照される。 効果の前に【展開中】と書かれていることで分類される。

特定の条件文を伴って与えられているこの種の効果の参照と解決は状況起因として行われる。

9-1-7 【破棄時】効果

《付与》カードのテキストに記載された効果であり、 その《付与》カードに対して付与札の破棄が行われる場合、 その手順の一部として解決される。 効果の前に【破棄時】と書かれていることで分類される。

9-1-8 【使用済】効果

分類が切札であるカードのテキストに記載された効果であり、 そのカードが使用済であるときに限り参照される。 効果の前に【使用済】と書かれていることで分類される。

特定の条件文を伴って与えられているこの種の効果の参照と解決は状況起因として行われる。

使用済である時に限り参照されるとのことなので、 そのカードが<切札>にある時でも、<使用中>にある時でも参照されます。

<追加札>にあるときは、確かに使用済ですが、 ルールによって参照されません。

7-1-12 <追加札> (抜粋)

<追加札>にカードが存在する場合、それらは表向きになる。 分類が切札のカードは使用済状態として扱う。

<追加札>にあるカードの効果は参照されない。

今回は以上です。 次からは、カードの使用に係るルールを見てゆきます。