作成 更新 書き直し

桜降る代に解説を 第1講
ゲームの根幹となる定義
1st Lecture

今回から本格的にふるよにの総合ルールについて見て行くことになります。 進め方は、ふるよにの総合ルールに記述してある順番に従います。 場合によっては、あるルールに対して述べるべきことが多くなり、 文章の量が膨大になってしまうことも考えられます。 このような場合には、補講として瑣末な話題は分離することにします。

今回は、ゲームの根幹となる基本定義について見て行くのですが、 総合ルールを読むにあたって注意してもらいたいことがあります。 それは、常識を捨てろということです。 総合ルールでは、常識とはかけ離れた処理をすることが多々あります。 例えば、《攻撃》と《攻撃》カードが全く別物であるという事実は、 総合ルールのことを知らずにふるよにをやっている人からしたら、 全く意味のわからない、「常識はずれ」なルールです。 このような「常識はずれ」なルールを理解するためには 自分が最初から持っている「常識」を疑ってかかることが大事です。 それではルールを読んでいきましょう。

『桜降る代に決闘を』コアルール

1 ゲームの基本定義

ゲームの根幹をなす定義です。

1-1 ゲーム

本文におけるゲームとは『桜降る代に決闘を』のゲーム1回のことであり、 それは双掌繚乱、眼前構築、桜花決闘を、この順序で、ルールの定める手順に従い行うことを指す。

言っていることは簡単です。 双掌繚乱→眼前構築→桜花決闘の流れ1回を、1つのゲームとして定義しますよ、ということです。

1-2 修練ルールと総合ルール

ルールには、修練ルールと決闘ルールがある。 ゲームを始めるより前に、どちらのルールを用いるのかを決定しておくこと。

節のタイトルがおかしいですね。修練ルールと総合ルールは、 「修練ルールと決闘ルール」の誤りでしょう。

ここでは、ゲームに適用されるルールが2種類、 すなわち修練ルールと決闘ルールの2種類があることを定義しています。 そして、その2つのうち、どちらを使うかをゲームが始まる前に、 あらかじめ決めておくように定義されています。 双掌繚乱のあとにどちらのルールを使うかを決めてはいけないということです。 (そもそも、修練ルールを選択した時点で、宿せるメガミに制限がかかるので、 双掌繚乱をした後にルールを決めることになることはほとんどないと思いますが)

このページを読む人はご存知でしょうが、 修練ルールと決闘ルール、それぞれどのようなものであったか、 軽くおさらいをしましょう。 決闘ルールは間合が2以下の時に基本動作の《前進》を行うことができないルール、 それに対して修練ルールは間合が2以下でも《前進》を行うことができるルールです。

1-3 プレイヤー

プレイヤーとはゲームに参加している2名(あなたと相手プレイヤー)のことを指す。

ゲームに参加している人をプレイヤーと言いますよと定義しています。

この節、言っていることは簡単であるように見えて、根が深い問題を抱えていると私は考えています。 これについてはいつかお話しすることがあるかもしれません。

1-4 カード

ルールまたはテキストにおいてカードと表記されている場合、 それは『桜降る代に決闘を』に封入されたカードのうち、 メガミリスト(附則 1)に記載されたものを指す。

カードとは、カードリストに列挙されたものであると定義されています。 例えば、ユキヒの傘カードはカードリストに含まれないので、ルール上カードではありません。

1-5 ルールとカードの矛盾

ルールとカードの効果が矛盾する場合、カードの効果が優先される。

書いてある通りです。例えば、ヒミカの「フルバースト」の効果はこのようになっています。

フルバースト

一方で、総合ルールのダメージに関する処理(9-4)にはこのように書いてあります。

i: ダメージを受けるプレイヤーはオーラへのダメージかライフへのダメージのどちらかを選ぶ。

無論、この2つの記述は矛盾しています。 このような場合にはカードの効果が優先されるということです。

カードにより何かしらを可能とする効果と、 何かしらを不可とする効果が矛盾する場合、 不可とする効果が優先される。

例えば、相手の手札に毒カード(例えば「幻覚毒」)があるときに、 「引用」を使ったとしましょう (自分は付与札を出しているものとします)。 そして、自分は相手の「幻覚毒」を選んで伏せ札にすることを選択しました。 (実際にこのようなプレイをすることがあるかは別問題です)

引用
5-1-1 分類: 毒

毒は<毒袋>以外の領域にある間は、通常札と同じように扱われる。

分類が毒であるカードは以下の効果を持つ。

【常時】このカードは伏せ札にできない。

このとき、「引用」の「カードを伏せ札にする」という可能にする効果と、 毒の「このカードは伏せ札にできない」という不可とする効果が矛盾します。 このような場合には「伏せ札にできない」効果が優先されて、「幻覚毒」は<伏せ札>に置かれません。 その結果、効果の解決ができなくなって、「幻覚毒」は相手の<手札>に戻ります。

ここで第1講は終わりとします。 次回は双掌繚乱、眼前構築、(時間があれば桜花決闘)の流れについて読んでいきます。